富井ヒロト(清水)と金森(高杉)は幼馴染で青春時代を共に過ごした仲間だったが、ある事件をきっかけにバラバラに人生を歩むことになってしまう。数年後、社会からはみ出した富井は、ヤクザである菅原組の組員となり、組長に認められ、組員の中で頭角を現し、いつしかそこが、富井の居場所となっていた。一方、金森は社会から逃げるように荒くれものたちが集まる犯罪組織で自堕落な生活を送り、喧嘩や裏稼業に明け暮れる毎日。菅原組も迂闊に手を出せない程に異名を轟かせていた。道が違えば殺し合う――そんな世界に身を投じてしまった富井と金森。親友だった2人は、一触即発の敵対関係となっていた。