侍の国。僕らの国がそう呼ばれたのは、今は昔の話。 20年前、突如宇宙から舞い降りた「天人」の台頭と廃刀令によって、侍は衰退の一途を辿っていた。そんな時代に侍魂を持った男が一人。その名は、坂田金時。金髪ストレートパーマ&まっすぐな魂をもつこの男の営む「万事屋金ちゃん」は、金時に全幅の信頼を寄せる志村新八と、凶暴だが金時には従順な神楽の3人体制で数々の依頼をこなし、更には金時のパーフェクトな人柄や羽振りの良さもあり、かぶき町の誰もから厚い信頼を勝ち取っていた。そんな順風満帆な日々を送る彼らの前に、ある日「坂田銀時」と名乗る銀髪天然パーマの謎の男が客として現れる。最初はしおらしく不倫相談の依頼をしてきていたはずが、段々と金時に対して異様な敵対心を剥き出しにした態度へ変貌する銀時。挙句の果てに銀時は、万事屋一行の身内であるたまと定春をセピア色へと洗脳し、「万事屋セピア」と名乗って仕事の横取りまで画策してくる事態に。果たして金時たちはこのトラブルを見事解決し、かぶき町の平穏を取り戻すことができるのか――!?